セカンドパートナーとは?不倫との違いから、メリット・デメリットまで詳しく解説します

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交差する男女の手

セカンドパートナーという言葉を、聞いたことはありますか?配偶者以外の異性の存在を指しますが、どういった関係なのかをしっかり理解している人は、決して多くありません。

そこで今回は、セカンドパートナーについて詳しく解説します。セカンドパートナーが欲しいと思っている女性は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

セカンドパートナーとは?不倫との違いは?

指を絡める男女

セカンドパートナーとは、精神的支え合いを目的とした、配偶者以外のパートナーです。あくまでも配偶者(=ファーストパートナー)が大切なのを前提としたうえで、こう呼ばれています。

「それって不倫では?」と、思う人も多いですよね。しかしセカンドパートナーは不貞行為、つまり肉体関係を持ちません。肉体関係がなければ、法律上、不倫とはいえないのです。

お互いに既婚者同士の関係が多く、家庭を壊す行為はしません。しかし手を繋いだり、パートナーによってはハグやキスまではするなど、友達以上の感情があることは確かです。

要約するとお互いがセカンドの存在で、プラトニックな関係を保っているのが、セカンドパートナーといえるでしょう。

セカンドパートナーが欲しくなる理由

男性の方にもたれる女性

セカンドパートナーが欲しくなる理由は、男女で共通している点があります。

  • 独身時代のような恋愛のときめきを味わいたい
  • 男・女としての自信を取り戻したい
  • 配偶者以外に、自分を理解してくれる異性が欲しい

セカンドパートナーを持つ人の多くは、子育てがひと段落した年代です。父親・母親といった家庭での役割に、やや余裕ができると同時に、寂しさを感じやすい年代ともいえるでしょう。

また、セカンドパートナーを求めるのは、女性の方が多い傾向にあります。なぜなら女性は男性よりも、精神的に満たされていることを望むからです。

一方男性は、肉体的関係を求める傾向が、女性よりも強くあります。しかし、カラダの関係よりも癒しや安らぎが欲しい、との理由でセカンドパートナーを求める男性も、少なくありません。

セカンドパートナーを持つことで得られる3つのメリット

手でハートマークをつくる女性

セカンドパートナーは、精神的に安心できる関係を求める女性にとって、うってつけの存在といえます。そんなセカンドパートナーには、他にどんなメリットがあるのでしょう?

ここからは、セカンドパートナーを持つメリットを、3つお伝えします。セカンドパートナーという関係を、さらに深掘りしていきましょう。

①生活にハリが生まれる

セカンドパートナーはいわゆる、友達以上恋人未満の関係です。現在の結婚生活を守りつつ、疑似恋愛が体験できるので、非日常のドキドキ感を味わえます。

また、異性からの好意を感じられることで、自分磨きにも力が入るでしょう。独身時代に体験したときめきを思い出し、はつらつとした気分で、日々を過ごせます。

②安心感が得られ孤独感がまぎれる

セカンドパートナーはプラトニックな関係ゆえ、精神的な結びつきが強くなります。そのため、女性が感じやすい孤独感がまぎれるのです。

さらに、夫以外に自分を認めてくれる異性がいる、という安心感も同時に感じられます。女性としての自信も再確認でき、自己肯定感を高めるきっかけにもなるでしょう。

③夫との結婚生活のマンネリ化を防げる

夫婦仲が悪くなくても、結婚生活が長く続くと、最初のころのときめきは薄れていきます。安定ともいいますが、虚しさや寂しさを感じる女性も多いでしょう。

しかしセカンドパートナーによって、こころが満たされることで、家庭に戻ったあとも情緒の安定が期待できます。あくまでもファーストパートナーは夫なので、より大事にでき、いつまでも仲のいい夫婦でいられるのです。

セカンドパートナーを持つうえで知っておきたい3つのリスク

長い布で目隠ししている女性

セカンドパートナーを持つうえで問題になるのが、妻にセカンドパートナーがいることを、夫が知らないケースです。また、相手の配偶者も知らないパターンでは、発覚したときに深刻な問題に発展する恐れもあります。

それを踏まえて、セカンドパートナーを持つデメリットを、3つ紹介しましょう。避けては通れないテーマなので、どうか最後まで目を通してくださいね。

①家族の関係が悪くなる

夫がセカンドパートナーの存在を知らなかった、または反対していた場合、発覚したときに夫婦仲が急激に悪化することが予想されます。

また子どもからの理解を得られず、軽蔑される可能性も少なくありません。子どもの年齢によっては、人格形成に悪影響を及ぼすことも考えられます。

夫婦間で、セカンドパートナーに対して理解があったとしても、子どもには十分な配慮が必要です。

②周囲の理解が得られず孤立する

世間ではまだ、セカンドパートナーといった関係が認知されていません。よってセカンドパートナー=不倫と捉えられても、おかしくないのです。

たとえ、セカンドパートナーとの関係を説明しても、理解されないことが予想できます。そうなった場合、地域やコミュニティからの孤立は、ほぼ避けられません。

それにより職場や、子どもの保育所・学校などの、人間関係が悪化する可能性も大いにあると考えた方がいいでしょう。

③最悪の場合は離婚・慰謝料を要求される

先ほど、不貞行為(肉体関係)がなければ不倫ではない、と説明しました。しかし過去には、肉体関係がなくてもセカンドパートナーが、不法行為に当たると見なされたケースがあります。

過去には肉体関係のない交際が不法行為に当たるとして慰謝料が認められた判例もあります。(東京地判平成24年11月28日)
この判例では、不貞関係と明確に認定することはできないとしても、婚姻生活の平穏を害するものとして社会的相当性を欠いた違法な行為だと判断されたため、慰謝料請求が認められました。

引用:LEGAL MALL

セカンドパートナーは、法的にも限りなくグレーな関係といえるでしょう。書面での合意がない場合、夫からの離婚要求や相手の配偶者からの慰謝料請求があることも、覚悟しなくてはなりません。

セカンドパートナーが必要かは冷静に判断しよう

結婚生活に不満がある場合、向き合うべきはセカンドパートナーではありません。まずはファーストパートナーである、夫と向き合いましょう。

セカンドパートナーは、世間にもまだ浸透していない関係です。自分に必要な存在か、冷静に判断してくださいね。

ミツバナでは、新しい恋愛・夫婦のカタチに関する記事を、発信中です。こちらの記事も、チェックしてくださいね。

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