避妊方法にはどんな種類がある?成功率やメリット・デメリットと共に一挙ご紹介!

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コンドームのイメージ

将来的には子供が欲しい人もそうではない人も、今現在妊娠をしたくない人は避妊方法について悩むこともあるでしょう。
特に確実な避妊を求めている時は、コンドームだけでは不安なこともあるかもしれません。

そこでこの記事では避妊方法にはどんなものがあるのか、その種類を避妊成功率やメリットデメリットとともにご紹介します。こちらを参考にすれば、自分のニーズに合った避妊方法がわかりますよ。

避妊方法の種類

コンドームを持つ手

避妊方法には大きくわけて

  • コンドーム
  • 経口避妊薬(低容量ピル・OC)
  • 避妊リング(IUD/IUS)
  • 避妊手術(パイプカット含む)
  • リズム法

という5種類の方法があります。

まずは、この5つの避妊方法について、どんな方法なのかをご説明します。

コンドーム

セックスをしたことがある人なら、きっと一度は使ったことがあるはずのコンドーム。一番オーソドックスな避妊方法で、コンドームさえ購入すれば誰でも取り入れやすい避妊方法です。

使い方も簡単で、コンドームを男性のペニスに被せるだけ。正しく使っていて、最中に破けたり外れたりしなければ、95%前後の確率で避妊ができます。

経口避妊薬(低容量ピル・OC)

経口避妊薬とはピルと呼ばれる薬剤のことです。これは女性ホルモンを含んだ薬剤で、女性が毎日服用することで避妊ができます。

避妊成功率は99%以上とほぼ確実。価格は1ヶ月に3,000円位からと、そこまで金銭的な負担もなく、絶対に妊娠をしたくない!と思っている女性が取り入れやすい避妊方法です。

避妊リング(IUD/IUS)

避妊リングとは、子宮内に避妊用の器具を取り付ける避妊方法のことです。
現在は、IUS(子宮内黄体ホルモン放出システム)とIUD(子宮内避妊器具)というものがあります。

一度の装着で3〜5年の効果があり、長期的な避妊が可能です。装着時や取り外し時には医師による施術が必要で、さらに定期的な検診も必須となっています。

費用相場はIUSは約3万~6万円、IUDは約1万5,000~3万円です。金額だけ見ると少し高く感じますが、装着すれば長期間効果があるため、トータルコストは安いと言えるでしょう。99%以上の避妊成功率があり、ピルが体に合わない人に人気の避妊方法です。

避妊手術・パイプカット

避妊手術は男性のパイプカットが有名ですが、女性にも避妊手術があります。

男性のパイプカットの場合は、精管を切断して縛って精子が出ないようにする方法をとります。女性だと、卵管をふさぐ手術をします。

どちらの場合も99%以上の避妊成功率なのですが、手術後はかなり高い確率で永久的に子供を作ることはできないため、もう子供が要らない人向きです。

一応再建手術もあり、絶対に子供が授かれなくなるわけではありませんが、再建手術の成功率は高いとは言えません。もしも将来的に気が変わりそうな場合は、この方法を取るのはやめておいた方が良いでしょう。

リズム法

リズム法とは、排卵日をチェックして、その時期にセックスしない方法のことです。基礎体温をつけて排卵日さえ把握しておけば良いので、金銭的負担はほとんどありません。

ただし女性の体はデリケートで、リズムが少々狂うこともあります。そのため、避妊成功率は75〜80%と低めとなっています。

5種類の避妊方法のメリット・デメリット

ピル

ここまで5種類の避妊方法をご紹介しましたが、どの方法が自分に合っているのか判断がつかない人もいるはず。

そこで比較しやすいように、下記の表に5種類の避妊方法のメリットとデメリットをまとめてみました。

こちらを参考に比較すれば、どの方法が自分に合っているのか見えてくるでしょう。

避妊方法 メリット デメリット
コンドーム ・手軽に取り入れられる ・正しく使えていなかったり、装着中に外れたりすると避妊にならない
経口避妊薬
(低容量ピル・OC)
・ほぼ確実に避妊ができる ・飲み忘れることがある
・体に合わない人もいる
・副作用あり
・持病によっては使えない
避妊リング

(IUD/IUS)

・ほぼ確実に避妊ができる
・ピルが合わなくても使える
・外せば妊娠可能になる
・月経が悪化するおそれあり
・持病によっては使えない
・医師の定期検診が必要
避妊手術 ・非常に高い確率で避妊ができる ・手術が必要
・再度妊娠できる可能性が低い
リズム法 ・経済的
・手軽に取り入れられる
・失敗する可能性が高い

どの避妊方法がおすすめ?

避妊グッズ

メリットとデメリットを見ても、どの方法にすれば良いか決めかねている人向けに、ここからはニーズ別におすすめの方法をご紹介します。

メリットとデメリットを踏まえて、こちらも参考にすれば、どの避妊方法が自分に良いのか決められるはずですよ。

将来的には子供が欲しい場合

今は避妊したいけど、いつか子供が欲しくなるかもしれない場合は、避妊手術以外の方法を選びましょう。避妊手術はほぼ確実に避妊ができますが、たとえ再建手術をしても再度妊娠できるようになる可能性が低くなるからです。

避妊手術以外の方法の場合、妊娠を望むときには避妊をストップすれば良いだけなので、妊娠率低下の心配はほぼありません。

あまりお金をかけたくない場合

避妊にあまりお金をかけたくない場合は、リズム法がおすすめです。また、男性に避妊をお任せしやすいという点や、価格を考えるとコンドームも良いでしょう。
それ以外の方法だと、低容量ピルでも1ヶ月に3,000円程度の費用が必要です。

リズム法やコンドームを使ってより避妊を確実にするなら、この2つの併用がおすすめ。リズム法を取り入れつつ正しくコンドームを使うことで、避妊成功率をアップできます。

確実な避妊を求めている場合

より確実な避妊を求めているなら、低容量ピルか避妊リングがおすすめです。どちらの方法もほぼ確実に避妊が可能です。
毎日飲むという手間はあるものの、手軽で普及しているのは低容量ピルの方。もしピルが使えない場合は避妊リングを考えてみてもいいでしょう。

絶対に将来的にも子供が要らないと確信できる場合は、避妊手術もアリです。手術が必要ですが、一度手術をすればそれで終わりなので、考慮の価値はあります。

何らかの持病を抱えている場合

何か持病を抱えていて、どの避妊方法が自分でも使えるかわからない場合は、リズム法やコンドームなら心配はいりません。ただし、ラテックスアレルギーがある場合は、ポリウレタンやイソプレンラバーでできているコンドームを使いましょう。

より確実な避妊法を求める場合は、持病によってどの避妊方法が使えるかが異なるため、医師に相談するようにしてください。

避妊方法を選ぶときには自分に合った方法で!

避妊方法にはさまざまな種類がありますが、どれを選ぶべきかは、どの程度避妊をしたいのか、将来子供を作る可能性があるのか、持病を抱えていないかなど、さまざまな要素から選ぶ必要があります。

自分やパートナーの避妊希望度や体調なども加味しながら、自分に合った安心できる方法を選んでくださいね。

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