スローセックスという言葉を誰もが一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
「ただ時間をかけて行うセックス」と多くの人が誤解をしがちですが、本質は違います。そんなスローセックスの意味合いとやり方などを、この記事では紹介していきたいと思います。まだ多くを知らない方は、一緒にお勉強をしていきませんか?一方、すでに実践してる方はおさらいがてらチェックしてみてください♪
スローセックスの始まり
スローセックスはイタリアのスローフード運動が白熱していくとともに、性生活についても「たくさんの時間をかけよう」そんな提唱から始まったとされています。
現在の確立した意味で日本で認知されるようになったのは、「アダムタッチ」など独自のセックス理論を広めてきた、セラピストのアダム徳永氏の2006年に出版された著書、その名も『スローセックス実践入門―真実の愛を育むため』がベストセラーになった事で、一気に広がりをみせました。
スローセックスの意味
スローセックスとは「ゆっくり時間をかけて、性的な興奮を高めていく」ことが目的で、必ずしもイク・イカせることが最終地点ではありません。あくまで、「フィニッシュは結果である」と、このような認識が必要です。
セックスという行為そのものを、時間をかけて酔いしれることがスローセックスの醍醐味。パートナーとのゆったりとした最高の時間を共有し合い、お互いに性的、心身共にセックスをたっぷり堪能することが「スローセックス 」の位置づけのようです。
スタートが肝心!スローセックスのやり方 〜始まり編〜
まず大事なのは、雰囲気づくり
雰囲気づくりは、スローセックスの序章です。ここを大事にしないと、その後のスローセックスの成功に結びつかないことも。まず、ラブラブモードにもっていくには、ムード作りが肝心!照明は薄暗く、音楽もスローテンポの穏やかな曲がいいでしょう◎
そのほか映画などを鑑賞するのであれば、恋愛物の少し濡れ場があるものをチョイスすると、お互いにゆっくりと官能的な感情に浸っていけるのではないでしょうか。シチュエーションは個々の好みで選ぶとしても、二人の時間にしっかり浸れるような空間である事は必須条件です。
いちゃつきタイムでボルテージをあげていく
次に、少しずつ二人の距離を縮めていきます。ただし、まだ本格的なボディータッチなどは厳禁です。スローセックスには焦らし時間が必要であり、これが後々に得られる快楽につながるのです。
ここの時間はあくまでプラトニックに。指をソフトに絡ませあったり、頰や耳などを触れるか触れないかの距離を保ちながら、いちゃつきタイムを満喫しましょう。いつもならすぐ触れ合えるのに、今日は触れられない。そんなもどかしさを感じれば、馴れ合った関係でも、10代の恋のようなドキドキを味わえるはずです。
エロトークでよりHな気持ちをアップ
雰囲気づくりのセカンドステップは「エロトーク」です。パートーナーとのこれまでのセックスを振り返ってみたり、「こんなセックスプレイをしてみたい」など、願望をお互いに話してみましょう。
さらに、自分の気持ちいいスポットについて、素直に伝えてみたり、ドラマの濡れ場シーンの話をするなど、エッチな話題ならなんでもありです。このエッチな妄想を掻き立たせ合う時間で、よりエロティックムードに二人の思考をチェンジしていけるはず。また、「好き」「愛してる」など、愛を表現する言葉も時折交えながら、ラブラブモードをより強固なものにしていきましょう。
いよいよセクシャルタイム!スローセックスのやり方 本番編
ゆっくり時間をかけて前戯タイム
これまで、ゆっくりとムードという土台を作り上げてきました。ここからは、いよいよスローセックスの本場へ突入していきます。スローセックスの定番テクニックといえば、フェザータッチ。触れられているのか、触れらていないのかギリギリの感じが、全身をゾクゾクさせるでしょう。
上半身のあらゆる箇所をなぞるようにを徐々に触れていき、また、それを繰り返し、たっぷりと時間をかけていきます。そして、ゆったりとキス。首筋、肩、そして胸なども焦らしながら、スローリーに愛撫します。
アダム徳永氏曰く「セックスする時、愛撫だけで2時間かかる」と著書に記述してあり、「焦らしの快感」を知るためには、前戯に十分な時間を費やすことが必要とのことです。
究極の焦らしタイム いざ下半身へ
さぁ、ここからは下半身責めの時間となります。女性のなかには、ここまでで「胸イキ」をしてしまった人もいるほど、Hな身体になっているはず。感度の少し弱い箇所から徐々に責められ、ずっと焦らされてきた身体は、接触が下半身に移った事により、性器に「触れて欲しい」「イカせてほしい」と欲求が最高潮になっているはずです。
しかし、ここでもスローセックスでは、焦り厳禁!ゆっくり時間をかけて、足、太もも、付け根などを愛撫してもらい、またそれを繰り返し、そしてようやくクリトリスと…「これでもか!」という程の焦らし時間を堪能しましょう。
火照りきった体に、ゆっくりと挿入
挿入でもスローセックスでは、焦らすことが必要です。最高潮の快感を得るには、焦らしによる究極の我慢がポイント。もうここまできたら、お互いに「すぐ入れたい」「早く動かしたい」そんな気持ちがマックスになっていますが、ここも、じっくり、ゆっくりと、丁寧に進めていきましょう。ちなみにスローセックスで推奨されている体位は、側位と寝バックです。
このような体位で、ゆっくり挿入しながら、動きを止めて、キスしたり、他の箇所を触ったり…。我慢できないところまできたら、ゆっくり腰を動かすといった具合に、挿入でも焦らしを満喫してみてください。
スローセックスのクライマックス
スローセックスは「イク」「イカせる」事が目的ではないことは冒頭でお伝えした通りです。どちらかといえば、「イク」ことを究極に我慢したセックスというのが適切な表現かもしれません。しかし、この精神的、身体的な究極の焦らしプレイは、極上の快感を得ることができるので、その結果としてやはり大抵の人は「イッて」しまうのです。
スローセックスのメリット
二人の愛が深まる
通常のセックスでもお互いの愛を感じあえます。しかし、スローセックスでは、ゆっくりとより二人の時間を費やす事で、お互いの細部にわたる性的な快楽を共通認識として得ることができます。さらに愛の言葉を交えて行うことで、精神的なつながりがより強固なものになるのです。
感度のアップが期待できる
今までのセックスで、あまり快楽を得たことがない方は、きっと、感じたことのないエクスタシーを得る事になるのが、スローセックスの魅力の一つ。焦らし、焦らされるゆっくりとした時間は、体中が性感帯になってしまうといっても過言ではない程の感度アップが見込めます。
ノンストレスでプレイに挑める
あれこれと、ここまでスローセックスのやり方について、解説させていただきました。ゆっくり時間をかけて、イク事にこだわらず、セックスを楽しんでみてください。この「イカないとダメ」「イカせないといけない」が、焦りや強引で痛いプレイなど、セックスに対して起こるストレスの一因。これも解放されて、ノンストレスのプレイを堪能できるのではないでしょうか。
スローセックスをより深く知りたい方におすすめ
アダム徳永氏の著書 スローセックス実践入門
スローセックスの始まりで紹介した、日本のスローセックスの第一人者である、アダム徳永氏の著書。パートナーにも熟読してもらい、二人でスローセックスをより理解してみては?
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長文は苦手…そんなあなたにはこちら
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書体よりわかりやすい 女の悩みとか セックスってこうしなきゃいけないものってゆう観念がとっぱらえてよかった
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スローセックスを取り入れ、マンネリ化を打破しましょう
スローセックスはもとより、イク事がきつくなったシニア世代に推奨されたセックスでした。しかし、若い世代でも「愛情が最大に深まるセックス」「マンネリを解消するにはうってつけのプレイ」など、スローセックスにハマる人は続出中です。パートナーとレス気味であったり、セックスに熱意が冷めてきたカップルは、是非、スローセックスを取り入れてみてはいかがでしょうか。