不倫発覚で離婚に発展…破滅の道だとわかっていてもなぜ人々は不倫に陥るのか?各々の事情

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屋外ベンチに座る女性

芸能人の不倫不祥事で、世の中がどれだけ「不倫」に対して、否定的なのかが目に見えてわかる昨今。それでもなぜ人々はパートナー以外との不貞行為へ進むのか…今回は、その代償である泥沼離婚も含めた、不倫の実態を紐解いていきましょう。

人々は不倫に「何」を求めるのか

言い争う男女

男性(全体)が不倫に求めるもの

男性全体的な年齢層にきいた、不倫に何を求めているのか?のアンケート
Q.不倫に求めるものは何か?トップ3

  1. SEX       45.9%
  2. 刺激     21.1%
  3. 寂しさの解消 16.5%

求めるものが、1位のSEXと2位の刺激と7割近くの男性が答えています。男のほとんどが不倫は、性的な欲望をみたす目的だと判断ができる結果ですね

女性(全体)が不倫に求めるもの

次に、女性も各世代に「不倫に何を求めるか」の調査
Q.不倫に求めるものは何か?トップ3

  1.  寂しさの解消  23.8%
  2. SEX          21.9%
  3. 刺激        19.2%

女性が不倫に求めることで、1番に多いのが、「寂しさの解消」との結果です。しかし、1位でも23.8%のとの割合のようで、女性の意見としては、個々で「求めるもの」がばらける傾向にあるようです。

各アンケート結果参照元:CanCana

既婚者になると…

ここまでの「不倫に何を求めるか?」との、アンケートは、男女共に独身・既婚者と分け隔てなく、年齢層も全体的な対象に聞いた答えで、男女の意識の違いが浮き彫りになる結果でした。
しかし、これが当事者になり得る、既婚者に限ってのアンケート結果は下記の通りです。

<男性>

  1. SEX     72.3%
  2. 刺激     26.2%
  3. 寂しさの解消 1.5%

<女性>

  1. SEX     27.6%
  2. ラブロマンス 26.0%
  3. 寂しさの解消 26.0%

男女ともに、1位に「SEX」が君臨。女性に限っていえば、割合こそそこまで高くはないですが、男性は脅威の7割との結果に。いかに、男性が性的解消を不倫の目的としているかがわかる結果でした。
ただ、これは、日本の夫婦間によくありがちな、男女共に性の不満をもつであろう、「セックスレス」の影響が秩序に現れたデータなのかもしれません

関連記事:セックスレスは不倫の原因になる?その理由と対策を紹介

不倫発覚の行末は離婚?

テーブルでふて寝する女性

パートナーの不倫を許せるのか?

許せない 51.6%
わからない 33.6%
バレなかったら許せる 11.0%
許せる 3.8% 

「バレなかったら許せる」=「バレた場合は許せない」ことと、解釈できるので、「許せいない 51.6%」と合わせると、大半の人は相手の浮気は許せないとのアンケート結果です。

参照元:ORICON NEWS

不倫が発覚したら離婚を選択する可能性

離婚する確率が高い 34.1%
わからない 28.8%
確実に離婚する 12.6%
離婚しない確率が高い 20.8%
確実に離婚しない 3.6%

確実に離婚すると言い切る人の割合は少ないけれど、大抵の人は離婚への選択肢が「ある」と読み取れるデータではないでしょうか?

不倫発覚は離婚に直結する…

不倫は、法的観点からも不貞行為として、離婚事由になるので、パートナーが許さないとした場合、離婚を受け入れなければいけません。
今回のアンケートからは、「離婚する確率が高い」と「確実に離婚する」を合わせると、約半数の人が、不倫発覚後にそのまま離婚を選ぶ可能性が高いようです。

もしも現在、不倫しているorこれから不倫に走ってしまいそうな人は、続けてご紹介する、不倫の代償を心得ている必要があるでしょう。

離婚請求の覚悟も必要!不倫の代償

頭をかかえる男性

信頼の消失

パートナーが離婚をしないとの判断をしても、不倫をした事実=相手を裏切ったという現実に変わりはありません。一度の過ちとしても、信頼関係が大事な夫婦生活において、不倫した側の信頼度は地に落ちることは確実です。
それが、その後の生活にどう影響が出てくるかは、それぞれのカップルで異なるとは思いますが、多かれ少なかれ、その前の状態には戻ることは不可能だという認識は必要でしょう。

慰謝料の問題

不倫は、法的にも婚姻関係中の違法である不貞行為です。被害を受けた側には、不倫をしたパートナーへの慰謝料の請求ができます。

相場はこちら
離婚や別居をしない場合の相場の慰謝料
50~100万円

不倫が発覚し、その事が原因での離婚の場合
200~300万円

自分が不利な条件での離婚

これまでお伝えしてきたように、不倫は離婚に直結する事柄です。本人は「SEXがしたい!」「刺激がほしい」など、少しの火遊びだと思っていても、発覚した際に、配偶者が離婚を希望した場合、それが自身の不貞行為が原因である為、相手側が有利な条件をのむしかないことも…慰謝料(お金)、親権、財産分与で自宅まで手放し、全てを一発で失うことだってありえるのです。

不倫が発覚したその後…離婚事例も紹介

男性が女性に鍵を渡すところ

泥沼の離婚裁判

不倫発覚後、離婚への道を進むため、裁判所に申し立てをしても、大抵の場合は「協議離婚」という、話し合いで解決することが多いようです。しかし、第3者(裁判所・弁護士)を交えても話し合いでは解決できないカップルがいます。そんな泥沼化した離婚事例をご紹介しましょう。

夫の不倫が発覚し、離婚問題へと発展した40代の夫婦のはなし。

子共に40代のある夫婦。浮気をされた奥さん(いわゆるサレ妻)は、旦那の不貞行為を理由に離婚を決意しました。しかし、浮気を一旦は認めた夫。離婚を突きつけると、態度は一変、「離婚を受け入れるが、あくまで離婚理由は性格の不一致であり、不貞行為ではない」と主張しはじめ他のです。※性格の不一致と不貞行為での離婚では慰謝料の発生及び、金額が異なります。
当然、意見が対立し、話し合いでは解決できず、司法に委ねる、泥沼離婚裁判へ。結果から言うと、妻側が弁護士の指示通りに動いていたこともあり、決定的な浮気(不貞行為)の証拠を出せた為、妻側の主張が認められ、慰謝料の金額、親権など、妻側に有利な条件で離婚の決着がつきました。
このケースは、被害者側の妻が往生際の悪い夫側がゴネはじめた事で、最後まで苦しめられたといったケースです。もちろん夫は、全てを失う結果に。離婚裁判は、双方の主張の戦い、訴える方(妻)訴えられる方(夫)共に精神的、肉体的にもダメージが深く、かなり疲弊してしまうようです。

離婚はしないものの生き地獄

30代のパート主婦の不倫がバレたものの、離婚にはならず、結婚生活を維持している事例

大手運送会社に勤める、40代の夫とその妻、30代のパート主婦。セックス レス状態にあった夫婦仲、不服に思っていた妻がパート先の店長と不倫し、それが発覚しました。しかし、旦那は奥さんを許し、結婚生活を維持するとの選択をしました。

けれども、妻側のパート先でこの噂は広まり、近所にまで届いてしまったようです。また、不倫発覚時に自身の両親、義理家族にもその事実が知れ、身内内でも肩身の狭い状態に。そして、許しはしたものの、それ以降、旦那も妻を信用することができず、妻の行動は、どこへ行くにも報告が必要となりました。妻側は「不倫」と言う裏切りの布石を背負っているので、強くは出れず、また、有責配偶者側なので、自分から離婚を申し出ることも叶わず。窮屈な生活を余儀なくされているようです。

不倫相手と駆け落ち

不倫相手と全てをなげうって逃亡した主婦の末路

妻40代と夫50代のとある夫婦の話。年下男性と不倫関係に陥った妻。夫婦には二人の子供がいましたが、下の子も大学生と、手のかからない年齢になっていました。不倫相手に熱をあげてしまった妻は、全てを失う覚悟で、駆け落ち同然で家出。不倫相手との生活を選びました。

しかし、その後、結局その相手に振られることに。
勿論、そんな妻を、夫も家族も許すことはできず、離婚が成立。子供たちも、父も自分たちを捨てた母を毛嫌いし、妻側はひっそりと一人で生活をおくる羽目になったようです。

不倫はいっときの迷い?その代償は離婚だけではない。

これまでご紹介した通り、不倫の代償はかなり大きい。社会的地位も失落することも度々あります。今回のアンケート結果で、ほとんどの人の不倫目的は、平たくいえば「欲望を満たすためのこと」。これを、バレずにやれば問題ないのでしょうが、本当に知られずに事が済むのでしょうか? 欲望の為にこれまでに紹介したような、離婚の代償を払う覚悟ならいいのですが、一旦冷静に両者を天秤にかけて、賢い選択をするべきだとは思います。

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