膣のゆるみをチェックする方法とは?ゆるくなる原因や対処法もご紹介!

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水着の女性

男性がなかなかイかなかったり、挿入時にあまり入っている感じがしないと「膣がゆるんでるかも?」と不安になることもあるでしょう。ですが、自分で膣のゆるみをチェックするのは難しいので、いまいち確信が持てない女性も多いはず。

そこでこの記事では、膣のゆるみをチェックする方法や、膣がゆるんでしまう原因、そして対策をご紹介します。膣のゆるみに不安を抱えている人は、ぜひ参考にしてくださいね。

膣のゆるみを引き起こす5つの原因とは?

水着の女性の後ろ姿

膣がゆるんでしまうのは、膣周辺のいくつかの筋肉が関係しています。これらの筋肉は膣を締めるはたらきをしますが、そのはたらきが弱まってしまうと、膣がゆるむのです。この筋肉群をまとめて「骨盤底筋」と言います。

膣のゆるみを引き起こすのには、この骨盤底筋が大きく関係していますが、そのほかにもさまざまな要因が考えられます。
ここからは、膣のゆるみを引き起こす原因を5つご紹介します。

1. 加齢によるもの

年齢を重ねるにつれ、皮膚のたるみを感じる女性も多いでしょう。しかし加齢と共にたるんでくるのは、皮膚だけではなく膣も同じなのです。加齢とともに粘膜のコラーゲンも減少するため、弾力も減っていきます。

そして加齢とともに筋肉が衰えていき、前述の骨盤底筋による引き締め効果も減少。つまり、歳を重ねると、若い頃と比べて膣はゆるんでくるものなのです。

2. 筋肉不足

骨盤底筋が弱いと、膣圧が低くなります。たとえ若い人でも、筋肉が発達していなければ、膣がゆるみやすいです。

特に運動不足の人は要注意。日頃から全く運動をしない人は、骨盤底筋が弱まっていて、膣がゆるんでいるかもしれません。

3. 出産の影響

出産時、膣は赤ちゃんの通り道となります。赤ちゃんが通ることで引き伸ばされるため、出産後は出産前にくらべて膣がゆるんでしまうのです。しかも、なかなか元通りにはなりません。ですから、出産をすれば、ある程度膣がゆるむのは仕方のないことです。

しかし、元通りとはいかなくても、対策によって改善もできますから、膣のゆるみが気になる場合は対策をすると良いでしょう。

4. 姿勢が悪い

姿勢が悪いと骨盤のゆがみを引き起こします。それが骨盤底筋にも影響を及ぼし、筋力が衰えてしまうことがあります。

特に猫背だったり骨盤に負荷がかかるような姿勢だったりする人は要注意。足をくっつけて座るのがキツいと感じる人は、筋力が衰えている可能性が高いです。

5. 便秘時のいきみ

便秘をしがちで、排便のときによくいきむ人は、日常的に骨盤底筋に負担をかけてしまっています。いきむなら、筋力が発達するのでは?と思うかもしれませんが、排便時のいきみは腹圧がかかるため、骨盤底筋にダメージを与えているのです。

いきみがちな人は、便秘の解消に取り組むのがおすすめです。

膣のゆるみをチェック!こんな症状はゆるみが原因かも…

ベッドに寝そべる男女

膣のゆるみの原因がわかれば対策がしやすくなりますが、その前に本当に自分の膣がゆるんでいるかどうかも知りたいですよね。
そこでここからは、膣のゆるみのチェックポイントをご紹介します。これに心当たりがある人は、膣のゆるみが始まっているかもしれません。

ちなみに正確に膣のゆるみをチェックしたいなら、膣圧測定器がある婦人科に行けば測定が可能です。深刻に悩んでいる場合は、膣圧測定器のある婦人科を探してみても良いでしょう。

セックス中に膣に空気が入る

セックスをしている時に膣に空気が入り、まるでおならのような音が出る人は、膣がゆるんでしまっているかもしれません。ペニスの挿入時に空気が入るのは、膣がぴたっとしまっていないからです。つまり、ペニスの周囲に空間ができているのですね。

角度によって空気が入ってしまうことはありますから、稀に空気が入るくらいなら心配はいりません。しかし頻繁に膣に空気が入ることがあるなら、膣がゆるくなっている可能性が高いです。

パートナーに「ゆるい」と言われた

男性が挿入中にゆるいと感じたり、締め付けを感じないほどだったりする場合も、膣がゆるんでいる可能性大。特にずっと同じ男性とセックスをしていて、「ゆるい」と言われるようになったなら、お相手のサイズの問題ではありません。

男性にゆるさを指摘され始めたら、膣のゆるみを改善する対策をするのがおすすめです。

海やプール、お風呂の水があとから出てくる

海やプールに入ったとき、またはお風呂で湯船に浸かったあとなどに、膣から水が出てくるのは、膣のゆるみのサインです。
膣がぴたっと閉じていないため、水が中に入ってきているのです。

水の中で極端に足を開いた場合は、膣に水が入ってくることもあるかもしれません。しかし、水に浸かる度に膣内に水が入ってきているなら、膣がゆるんでいると判断して良いでしょう。

尿漏れが起こる

尿漏れも膣圧低下のサインのひとつです。尿道と膣は別々のところにありますが、この2つを支える筋肉は同じ。つまり、尿漏れが起こるほど筋力が低下しているなら、膣もゆるんでいると考えられるのです。
尿漏れもやっかいな症状ですし、膣のゆるみと一緒に改善できると良いですよね。

膣のゆるみを改善する方法

ヨガをする女性

もし膣のゆるみを自覚したら、どう対処すれば良いのでしょうか。膣のゆるみを改善するためには、膣圧を上げる必要があります。
ここからは、膣のゆるみを改善する方法をご紹介します。

膣トレーニングをする

自分で膣のゆるみを改善するためには、「膣トレーニング(以下:膣トレ)」を日常的に習慣化しましょう。膣トレにはさまざまな方法があります。
また、まだ膣のゆるみを感じていない人でも、膣トレをすることで、ゆるみを予防することができますよ。

ベッドでできる膣トレ

なかなか運動などを習慣化できない人におすすめなのが、ベッドでできる膣トレです。寝る前や起き抜けでも短時間でできるため、習慣化しやすいはずです。

手順は以下のとおりです。

1)仰向けになり両膝を曲げる
2)息を吐きながら膣と肛門を10秒ほど締める
3)10秒かけて息を吸いながら膣と肛門を緩める
4)30秒ほど全身の力を抜いてリラックス

これを10回程度繰り返しておしまいです。10分程度時間があればできますし、それほど疲れることでもないので、普段運動をしていない人でも気軽に行えるでしょう。
締める時間は長くしてみたり短くしてみたり、自分の身体と相談しながら行ってくださいね。

立った姿勢で行う膣トレ

列に並んで待っているときや通勤通学時の電車やバスの中でも行える膣トレです。

1)背筋を伸ばして立つ
2)立ったまま膣と肛門を10秒締める
3)背筋は伸ばしたままで膣と肛門を緩める

上記を繰り返します。

基本はベッドの中で行う膣トレと変わりませんが、立った姿勢でどこでもできるので、日常的に取り入れてみましょう。

座った姿勢で行う膣トレ

最後に、椅子に座った姿勢でできる膣トレもご紹介します。

1)背筋を伸ばしまっすぐ座る
2)そのままの姿勢で膣と肛門を10秒締める
3)膣と肛門を緩める

こちらも基本は仰向けや立ち姿勢の膣トレと変わりません。仕事中や交通機関内で座っているときにでもできるので、気づいたときにやってみましょう。

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感度アップやアンチエイジング効果も!膣トレーニングを始めよう

ゆるみすぎなら病院での治療がおすすめ

膣トレは膣のゆるみの改善や予防に役立ちますが、すぐにゆるみが元に戻るわけではありません。尿漏れや水が膣内に入る症状でお困りの場合は、膣トレに合わせて治療を受けるのもおすすめです。

膣のゆるみ改善には、膣縮小手術やレーザー機器による引き締めケアなどがあります。詳しくは婦人科や美容整形外科に問い合わせてみましょう。

膣のゆるみは改善できる!日々のケアで膣を引き締めよう

膣は加齢や出産の影響で、どうしてもゆるんでしまうものです。しかし、日頃のケアである程度は改善も可能です。

膣トレは膣のゆるみの改善にも予防にもなりますから、毎日行うのがおすすめ。毎日のケアで膣を引き締めて、いつまでも若々しい膣を実現しましょう!

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