「彼のことは好きなのに、なぜかセックスはしたくない。」「セックスが痛くて辛い」セックスをするのが辛いけれども、なかなか人に相談できず、一人で抱え込んでいる人も多いのではないでしょうか。
セックスが辛いと感じる原因には、心身のストレスや彼への気持ちの変化など、さまざまな理由が考えられます。今回は、セックスが辛いと感じてしまう理由とあなたの心がラクになれる対処法を紹介しますので、ぜひご覧ください。
セックスが辛いと感じる原因
セックスが辛いと感じる理由は人それぞれ。まずは「セックスが辛い」と感じるときに考えられる理由をみていきましょう。
性交痛がある
彼との性交時に痛みがある場合は、セックスが辛いと感じてしまうでしょう。
挿入しようとすると膣に痛みを感じたり、あなたが濡れていないのに挿入してきてしまったり。また、出産後、十分回復していないうちにセックスをすると痛みを感じやすくなります。どんな人でもわざわざ痛いことをするのは気が滅入るでしょう。
相手のことは好きだが、気分が乗らない
彼のことは好きだけれども、セックスとなると気分が乗らないという人もいるのではないでしょうか。
性欲の強さの違いやセックスしたいタイミングが合わないなど、直接セックスにかかわる理由のほかにも、日常生活で彼に言い出せないモヤモヤを抱えている場合があります。
疲れている
特に女性の場合は、自分自身に余裕がないとセックスをしたいと思わなくなるものです。
仕事や家事で体力的に負担がかかっていたり、ストレスで心が疲れたりしている場合も、セックスが辛いと感じやすくなるでしょう。
過去のトラウマ
過去に辛い目に遭った経験のある人は、他人に触れられることが怖いと感じやすくなるでしょう。
記憶の中の人物と目の前の彼は全く関係がなくても、過去の記憶がフラッシュバックしてしまい、男性が近付いてくると反射的に拒んでしまうことがあります。
心が離れかけている
彼への恋愛感情がなくなりかけていると、セックスをしたくないと感じることも。
また、彼に浮気されたことがあったり、彼が避妊をしなかったりする場合、女性にとって十分に信頼できる相手でないとセックスできなくなることがあります。
セックスが辛いときにできること
セックスに辛さを感じることは、彼との関係を見直すきっかけにもなります。ここでは、セックスが辛いと感じたときに考えを整理する方法を紹介します。
理由を考えてみる
まずは、なぜセックスが辛いのか、原因を考えてみましょう。
頭の中で考えて思い浮かばない場合は、自分の気持ちをメモに書き出したり、人と話したりしてアウトプットを行うと気付きやすくなります。何が原因かわかれば、解決への糸口が見つかるかもしれません。
彼との関係を見直す
理由が明らかになったら、彼との関係を見直してみましょう。
このときに大切なのは、彼や周囲の人にどう思われるかではなく「自分はどうしたいか」を一番に考えることです。彼とこれからも恋人関係でいたいか、一緒にいるのが辛いので距離を取りたいあるいは別れたいかなど、今後を考えるきっかけになるでしょう。
一人で抱え込まない
不安でたまらないときは、友人や信頼できる人に話してみるとよいでしょう。
直接人に話しづらいなら、SNSやインターネットの匿名掲示板でも相談できます。また、過去のトラウマやストレス、性交痛が苦しい場合は心療内科や婦人科の専門医に話してみるのも一つの方法です。自分の気持ちを人に話すと、心がラクになるでしょう。
セックスが辛いと感じたときの対処法
続いて、セックスが辛いと感じたときに試したい対処法を紹介します。
一人の時間を大切にする
心身が疲れている場合は、まずはセルフケアを行うとよいでしょう。
十分な睡眠をとり、カフェやヨガ・エステ・旅行など、あなたがリラックスできることをして、自分の体と心をいたわります。自分自身のエネルギーをチャージできたら、心に余裕が生まれて、彼に会いたいと思えるかもしれません。
触れることで安心感を得る
スキンシップ自体が苦手と感じる場合は、自分がイヤに感じない範囲のスキンシップから始めてみましょう。
セックスは必ずしも刺激的でなければいけないというものではありません。お互いの体温に触れて、温かさや安心感を得られるのもセックスの良さです。最初は手をつなぐことから始め、あなたが気持ちいいと感じられる範囲で触れ合ってみましょう。
彼に現状を話してみる
セックスが辛いと感じている人の中には、「セックスを断ったら、彼に嫌われてしまうのでは」と不安に感じている人も多いのではないでしょうか。
セックスの話は、なかなか言い出しづらい内容ではありますが、あなたが我慢を続ける必要はありません。あなたのことを大切に想ってくれている彼なら、プレイの内容や力加減を見直したり、あなたの心や体調に寄り添ってくれたりするはずです。まずは「あなたを嫌いになったわけではない」と伝えることで、彼も安心するでしょう。
彼になかなか分かってもらえない時は、インターネットの記事を一緒に見ながら「こういうことで悩んでいる女性もいる」と話すと伝わりやすくなります。
ローションやグッズを使う
性交痛に悩んでいる場合は、痛みを和らげるアイテムを使うのがおすすめです。
専用のローションで局部を濡らしてから挿入することで痛みがなくなったり、リング状の性交痛サポートアイテムを使うことで女性器を保護できます。また、アロマオイルなどの香りの力で精神的にリラックスできる空間を作るのもよいでしょう。
彼と共通の趣味を作る
彼への信頼がなくなりかけている場合は、彼と共通の趣味を作る方法もあります。
ゲームや音楽、スポーツや料理など、お互いがワクワクすることを一緒にしてみましょう。楽しい時間を一緒に過ごすことで少しずつ信頼関係が生まれたら、触れられてもイヤではないと感じられるかもしれません。
セックスが辛いと感じたら、まずは自分を満たしてあげよう
セックスの基本は、お互いに「気持ちいい」と感じられることです。
セックスが辛いと感じたら、まずは原因を探り「自分がどうしたいのか」を考えてみましょう。彼との関係を見直すチャンスでもあります。
そして、一人で悩まず、彼や信頼できる人、専門医に話してみることであなた自身の気持ちがラクになるでしょう。
まずはあなた自身の心と体を満たしてあげて、焦らずゆっくり、自分のペースで彼と向き合ってみてください。