「LGBT」という言葉を耳にしたことはありますか。
「ジェンダーフリー」「ジェンダーレス」といったワードがSNSで目立ち始めた近年、性差別解消や性の多様性を認め合う社会にしていこうという動向が見られます。
大切なことは、まず各々がLGBTを知ろうとすること。この記事ではLGBTに関心がある人や、自身の性について知りたい人へ向けて、定義や無料で診断できるサイトなどをご紹介します。
LGBTって何?
セクシャルの種類
LGBTは、L(レズビアン)G(ゲイ)、B(バイセクシャル)、T(トランスジェンダー)を指し、性的マイノリティの総称です。最近ではLGBTQとしての認知も増え、新たな性であるQは、「クエスチョニング」の意味です。
L(レズビアン)
女性を好きになる女性を指し、「ビアン」「レズ」といった呼び方もあります。性自認が女性で、恋愛対象や性的指向が女性であることが特徴です。レズビアンの形はさまざまで、ボイ&フェムやネコ&タチがある。
【フェム&ボイ】
レズビアンカップルで男役、女役のかたちができるタイプ。見た目が女性らしい方が女役、男性的もしくは中性的な外見の方が男性役に似たポジションを取る事が多いですが、カップルによりけりです。
【ネコ&タチ】
おそらく日本国内特有の表現で、レズビアンカップルでの恋愛上やセックス上のポジションを指します。ネコとはいわゆる「受け」の方、「タチ」が能動的かつ、セックスでは攻める側です。
G(ゲイ)
男性を好きになる男性。自身を男性と自認し、恋愛や性の対象が男性である人を指します。男性の1〜4%で、クラスに1人居るか居ないかの割合です。
B(バイセクシャンル)
「両性愛」ともいい、男性、女性両方が恋愛対象である人。
- 男性・女性のどちらにも恋愛感情を抱いたことがある
- 以前好きだった人と異なる性別の人にも魅力を感じる
- 性別問わずというよりも、相手に対して男性(女性)的な魅力を感じる
1つでも該当すればバイセクシャルの可能性があります。
T(トランスジェンダー)
生まれつきの体の性と性自認が一致しない人。分かりやすく言えば、心は女(男)なのに体は男(女)という不一致です。トランスジェンダーにはトランスセクシャル(TS)、トランスヴェスタイト(TV)が含まれ、次のような特徴があります。
【トランスセクシャル】
身体的性と性自認が一致せず、性転換手術やホルモン療法などを希望する人。または同手術や治療を受けた人を指します。LGBT診断でトランスジェンダーに該当する人は、トランスセクシャルと言われることを嫌がる場合があるので注意が必要です。
【トランスヴェスタイト】
別名「クロスドレッサー」とも呼ばれており、自認性と違う「異性の服装をする人」という意味で認識されています。男装家・女装家といえば分かりやすいでしょう。
医学的な観点では「自認性・身体的性は一致しているが、本来の性とは異なった服装をしたい人」。マツコ・デラックス、ミッツ・マングローブなどがその一例です。
【性同一性障害】
なお、性同一性障害とは医学用語。身体的性と自認性が一致せず外的手術による適合を希望する人のことで、トランスジェンダーに包括されます。
これまでは「性的違和」「性不適合」などと呼ばれて「障害」に分類されていましたが、一方でLGBT当時者からは「障害とは違うのではないか」と、疑問視される側面もありました。
しかし2018年6月にWHOが改定されて、性同一性障害は「精神疾患」の分類から外れることになりました。これまではLGBTの診断なしに適合手術が受けられないということもありましたが、今後は診断なしの性別変更への規制も少しずつ緩和されていくことでしょう。
Q(クエスチョニング)
またの名称を「クィア」といい、「自分の性がどちらなのか分からない」または「意図的に定めていない」というセクシャルマイノリティです。混同されやすいのですが「男女のどちらでもない」「男か女なのかで揺れている」という「Xジェンダー」とは区別されます。
診断基準と治療は?
症状によっては治療を必要とされている性同一性障害。診断基準はDSM-Ⅳ-TR(精神障害の診断と統計マニュアル)に記載されており、治療は主に精神科で行います。
無料でLGBT診断!専用サイト&メーカー6選
1:anone(アノネ)
医学的、科学的に基づくものではありませんが、自分自身を知るためには充分。心や性、恋愛指向や表現など、ざまざまな観点から分析できる機能が充実しています。LGBTを無理にカミングアウトする必要はないし、友達やパートナー、チームでの利用にも便利です。
さらに、いくつかの質問に答えると2,000通りのセクシャルの種類から、最も近いセクシャルの診断結果をあぶり出せます。
2:JobRainbow(セクシュアリティ診断)
JobRainbow(ジョブレインボウ)は、利用者17万人。わずか10分で、LGBTの診断ができます。「LGBTの該当者もそうでない人も、自分の潜在的な性を知ろう」というコンセプトで、気軽に試しやすいLGBTQ診断サイトです。
3:Tokyo LGBT相談専門電話相談
公的機関の電話窓口。LGBT診断だけでなく、不安や悩みの相談も可能。経験豊富な専門員が対応してくれるので、普段は人に言いにくいことも気軽に打ち明けられる場所です。
4:PROUD LIFE
LGBTの診断や相談がしたくても「コミュニケーションや話すこと自体が苦手」「仕事や生活リズムの関係で電話が難しい」という人は、こちらでLINE相談するのもおすすめ。フェイスブックやTwitterにコミュニティもあり、自分のペースで参加するもよし。仲間を探して、気持ちを分かち合うもよしです。
5:IDRlabs.com
エンタメ要素の強い、海外のLGBT診断サイトです。英語だらけで苦手意識が出てしまうかも知れませんが、診断は日本語で受けられます。裏表の度合いやパーソナルな部分にアプローチする診断テストがあったりと、さまざまな側面から自己を知りたい人におすすめ。
6:AREALME
サイトの意味は「A Real Me(本当の私)」。ハイクオリティなLGBT診断機能が揃ったサイトです。コミュニケーション能力診断や心理テストなど、とにかくエンタメ要素抜群。雑学や知識、恋愛などカテゴリー別に楽しめるコンテンツも多く、ゲーム感覚で楽しみながら利用できます。
自分の性を認め、自分らしく生きる
日本におけるLGBTの割合はおよそ10%。最近はTikTokやYouTubeなどのSNSでカミングアウトしている人も多く、認知も高まりつつあります。
同時に情報化も進んで、LGBTへの理解も高まるにつれ、潜在的なLGBT診断該当者も自身の性を自覚しやすくなったのではないでしょうか。自分の持つ「本来の性」を知るためにも、診断メーカーや専用サイトは積極的に利用する価値があります。
他の人と同じじゃなくても、あなたはあなた。ぜひ自分を前向きに受け入れて、自分らしく堂々と生きて下さいね。