メディアなどで最近よく見かける膣トレーニング。興味はあるけど、どのようなものなのかをあまり知らない女性は多いのではないでしょうか?
この記事では膣トレの基本や簡単な実践方法を紹介しています。期待できる効果、おすすめのグッズもぜひ、チェックしてみてくださいね。
女性のキレイを保つ!膣トレーニングの基礎知識
そもそも膣トレーニングって何?
巷で話題の「膣トレ」こと膣トレーニングとは、簡単に言えば骨盤底筋と呼ばれるインナーマッスルを鍛えるトレーニングです。
鍛えることで肛門や尿道を締め、その上にある内蔵を支えている筋力がアップします。膣トレーニングの具体的な方法としては、専用のトレーニングボールを膣内に挿入するもの、日常生活で膣トレーニングに効果的な動作を意識して行うこと、エクササイズなどがあります。
膣トレーニングがおすすめの人
膣トレーニングがおすすめの人は以下の項目に該当する女性です。
- セックスで感じにくい
- 尿もれがある
- 出産を経験している
- 生理痛がひどい
- 下腹部が冷えやすい
特に、アラフォー世代や妊娠・出産を経験している女性は、骨盤底筋が弱りやすいです。試しにトイレで、尿を途中で止めてみてください。上手く止められないのであれば、肛門や膣、尿道を引き締める骨盤底筋が弱り気味。この機に、膣トレーニングを始めてみてはいかがでしょうか?
膣トレーニングを継続することで期待できる効果は?
膣トレーニングを継続することで期待できる効果は、以下の通りです。
- 生理痛の軽減
- 尿もれの改善
- セックス時の感度アップ
- お腹の冷えを改善
膣トレーニングによって子宮の血流が良くなり、お腹周りを温めます。また、加齢や出産によって弱まった骨盤底筋が鍛えられると、尿道を締める筋力が強くなって尿漏れにも効果的です。
またシニア世代になった時、膣から子宮や膀胱が脱してしまう(子宮脱や膀胱脱)症状の防止にもつながります。
セックスへの感度が上がる理由
膣トレーニングは膣圧を上げ、腟内の血流を良くします。腟分泌液がさかんに湧き上がり、いわゆる「濡れやすい」状態に。性交痛を防ぎ、性的興奮を高める効果も抜群です。
さらに膣トレーニングによって膣圧が上がり、アソコの締まりが良くなります。男性のペニス挿入時にギュッと締めてあげると、男性が得られる快感もかなりのものに!同時に、膣壁とペニスの密着度が増し、女性の性感帯であるGスポットに触れやすくなります。
誰でも簡単にできる膣トレーニング!おすすめグッズも紹介
トイレでできる膣トレーニング
トイレでできる膣トレーニングは、手軽で人に見られずできるのでおすすめ。やり方は非常に簡単です。
①お尻の穴を締めて、緩めてを何回か繰り返す
②排尿の途中でおしっこを止める。
①②を、1日1〜2回程度すればOKです。特におしっこを途中で止める訓練は、やりすぎると膀胱炎の原因になります。やりすぎに注意が必要ですが、おしっこを難なく止められるのであれば、骨盤底筋がきちんと鍛えられている証拠です。
トレーニングボールを使う方法
膣に挿入して使用するインナーボールをご紹介します。タンポンのようにヒモがついた挿入型の道具で、オモリのようなものがついています。挿れたまま日常生活を送るだけでOKです。なお、1日の装着時間は1〜2時間にとどめましょう。トイレや入浴時、生理中の使用は厳禁です。
スクワットも膣トレとして効果的
スクワットも、使う筋肉によって骨盤底筋が鍛えられれます。引き締まった美脚・美尻を目指す人やダイエットをしたい人にもおすすめです。
膣トレーニングエクササイズ
寝る前にできる、簡単な膣トレーニングエクササイズです。
- 仰向けになって両膝を立てる
- お腹側に膣を引き上げ、15〜30秒ほどキープ(きつかったら調整する)
- 45秒程度、全身をリラックスさせる
- 1〜3を1日10セットほど行う
【膣トレーニングその2】
- 仰向けになり、両脚を真っすぐ伸ばして床から15センチほど浮かせる
- そのまま15〜30秒ほどキープする
- 脚を下ろしてリラックス
- 1〜3を1日1〜5セット行う
寝る前や朝起きてすぐなど、ルーティン化しやすい時間がおすすめですよ。
膣トレーニングの効果はどのくらいで出る?
膣トレーニングは、毎日地道に続けることが大事です。効果を実感するのは、早い人で1ヶ月、平均的には3ヶ月ほど。継続することで、この先のエイジングにおけるさまざまな不調を防ぐ効果も期待できます。
先述の「排尿の途中で尿を止める」ということが上手くできるようになっていれば、膣トレーニングの効果が出ている目安です。また膣トレーニングを奨励しているクリニックでは、膣圧を測ってくれるところもあります。興味があればぜひ、相談してみてください。
正しい膣トレーニングを日課に!キレイと健康を手にする
出産や加齢に伴って、膣圧は自然と衰えます。骨盤底筋を鍛える膣トレーニングは、尿道の筋肉を引き締め、子宮の血流を上げてお腹周りを温める効果が期待できます。
膣トレーニングのやり方は、トレーニングボールやエクササイズがあり、自分に合ったやり方でOK。尿もれや生理痛改善の他、膣の締まりも良くなってアソコも濡れやすくなります!セックスの感度も上がるので、ぜひ継続して膣トレーニングを日常に取り入れてください。