タンポンってどんなもの?基礎知識や使い方を徹底紹介!

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使用後のタンポン

就寝時やスポーツをする時などに便利で快適なタンポンですが、使ったことがないという人もいるでしょう。そういう人は、タンポンに興味を持ちつつも、使用に関してさまざまな不安や疑問があるのではないでしょうか。

この記事では、タンポンを使ったことがない人向けに、タンポンの基礎知識と使い方をご紹介します。タンポンを使ってみたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。

【タンポン基礎知識】そのしくみやメリットをご紹介

タンポン

まずはタンポンについて、そのしくみやメリットなど、基本的なところをご紹介します。

タンポンのしくみとは?違和感はある?

タンポンにはアプリケータータイプとフィンガータイプがあります。フィンガータイプは、自分の指でタンポンを膣内に挿入するタイプのタンポンですが、こちらは扱いが少し難しいため、ここでは初心者でも使いやすいアプリケータータイプのしくみについて解説します。

アプリケータータイプには、タンポンを膣内に入れるためのプラスチックでできたアプリケーターがついています。このアプリケーターの中に、タンポン本体が入っていて、アプリケーターを使って膣内にタンポンを押し出すことで挿入ができる設計です。タンポンの端にはヒモがついていて、タンポンを使ったあとはこのヒモを引っ張って取り出します。

膣にタンポンが入ると痛いのでは?と不安な人もいるかもしれませんが、タンポンは膣内の無感覚な部分に入れるため、違和感はほとんど感じません。

タンポンはナプキンよりも漏れづらい

タンポンは膣内で経血を吸い取ってくれます。そのため、適切な使い方をすれば経血が漏れてくる心配はあまりありません。特に量が多い人だと、ナプキンよりもずっと漏れづらく、下着や服への漏れを心配することなく使えるでしょう。

また、ナプキンと経血によるムレも軽減できるため、スポーツなどで汗をかくときにはナプキンよりも不快感を感じません。

タンポンは最長8時間使える!付け替えの手間が省けることも

タンポンの最長使用時間は8時間です。つまり最長8時間は付け替え不要!ナプキンの場合だと、8時間も同じものをつけていることは少ないでしょうから、それだけ付け替えの手間が省けます。

ただし、タンポンを使っていても、量が多いときはもっと頻繁な交換が必要です。また、量が多い時に小さいサイズのタンポンを使えば、それだけ付け替えの手間が多くなります。タンポンでもなるべく数時間ごとに付け替えたい人は、小さめサイズを使ってもよいでしょう。しかし頻繁に付け替えたくない場合は、適切なサイズを使うことをおすすめします。

初心者さんも安心!タンポンの基本的な使い方とコツ

ひらめく女性

タンポンに違和感がないことやメリットを知り、ますますタンポンを使いたくなった人もいるのではないでしょうか。とはいっても、その使い方にはまだまだ不安が残るかもしれませんね。ここからは、初心者向けのアプリケーター式タンポンの基本的な使い方をコツと共にご紹介します。

アプリケーター式タンポンの挿入方法

タンポンは個包装されているので、使う時にはまず包装からタンポンを取り出します。タンポンを出す前は手指をしっかり洗って清潔にしておきましょう。タンポンを取り出したら、ヒモを引っ張って抜けないことを確認してください。

異常がなければ、アプリケーターの持ち手を挟むように持ち、アプリケーターごとタンポンを膣に挿入します。指が当たるまで入れたら、もう一方の手を使ってアプリケーターの細い部分を押してタンポンを膣内に押し出しましょう。これで、タンポンの本体(吸収体)が、膣の無感覚な部分に入ります。

アプリケーターを膣内から抜き出し、タンポンが入っていた包装をトイレットペーパーに包んでサニタリーボックスに入れて捨ててください。

タンポンが入りづらい時には体の力を抜くと入りやすくなります。経血が少ないときはタンポンが入りづらいので、挿入時に痛みを感じるようなら潤滑剤を少量使ってみても良いでしょう。

アプリケーター式タンポンの外し方

タンポンを外す時は、膣外に出ているヒモを引っ張って取り出すだけです。あまり強い力で引っ張ると痛みを感じることがあるので、様子を見つつゆっくり取り出しましょう。中腰になった方が取り出しやすいです。なるべく力を抜いて、リラックスしてくださいね。

タンポンはどうやって捨てればいい?

タンポンを取り出したあとはトイレットペーパーに包み、サニタリーボックスへ捨てましょう。特に公共のトイレを使う場合は、なるべく経血が滲み出ないように、しっかり包むようにしてください。間違っても、タンポンをトイレに流したりしないでくださいね。トイレに流すと、詰まってしまう恐れもあります。

タンポンを使う時の注意点

トイレ

タンポンは意外と簡単に挿入できますし、ナプキンより快適だと感じる人も多いです。しかし、そんなタンポンも、使い方を間違ってしまうと危険なことも。ここでは、タンポンを使う時に注意したいことをまとめました。

タンポンを触る時には手を清潔に

タンポンを触る前には、必ず手を洗いましょう。タンポンはデリケートゾーンに触れるものです。手が汚れているとデリケートゾーンに菌が入ってしまい、炎症などのトラブルが起こる可能性があります。

タンポンを入れた後も手を洗うことをお忘れなく。知らないうちに経血が手についていることもあるかもしれません。

違和感がある時はすぐ付け替えること

タンポンを入れたあと違和感がある場合は、タンポンが正しく入っていないと考えられます。そのまま無理矢理使用していると、膣に痛みを感じてしまうかもしれません。

もしもタンポンがうまく入らず違和感があるようなら、すぐに新しいものと付け替えましょう。痛みを放置すると、タンポンを抜いた後も痛みが残ってしまうこともあります。

8時間以上の使用は絶対NG!

タンポン1つの最長使用可能時間は、8時間。それを超えた長時間は控えるようにしましょう。

何故かと言うと、タンポンを長時間使うと、黄色ブドウ球菌が繁殖する可能性があるからです。その結果、敗血症の一種である「TSS(トキシックショック症候群)」という症状を引き起こしてしまうこともあるのです。

また、時間に限らず量が多い時には、こまめに取り替えることを忘れずに。量が多いのに何時間も使っていると、経血が溢れ出てしまいます。

量が多い時はナプキンとの併用がおすすめ

経血量が多い時はナプキンと併用するようにしましょう。タンポンの許容量を超えて経血が出てしまった場合、経血が溢れ出てくるからです。

そんな時にナプキンを使っていれば、下着に経血が滲み出る心配はありません。

慣れるまでは少量用タンポンを短時間使うのがおすすめ

タンポンに慣れない間は、スポーツをする時など使用環境を限定し、短時間だけ使うようにしましょう。これなら、少量用のタンポンでも十分機能を果たします。

少量用のタンポンは小さいですから、初心者でも挿入しやすいですよ。

タンポンはとても便利!正しい使い方で快適に過ごそう

タンポンは正しく使えば、生理中も活動的になれたり、就寝時に経血の漏れを心配することがなくなるなどメリットがたくさんあります。しかし使い方には注意しなければ、危険な症状を引き起こしてしまうことも。

この記事を参考に正しくタンポンを使い、生理のときも快適かつアクティブに過ごしてくださいね。

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