LGBT

LGBTの定義や基準は?無料で診断できるテスト&専用サイト6選

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「LGBT」という言葉を耳にしたことはありますか。

「ジェンダーフリー」「ジェンダーレス」といったワードがSNSで目立ち始めた近年、性差別解消や性の多様性を認め合う社会にしていこうという動向が見られます。

大切なことは、まず各々がLGBTを知ろうとすること。この記事ではLGBTに関心がある人や、自身の性について知りたい人へ向けて、定義や無料で診断できるサイトなどをご紹介します。

LGBTって何?

 

LGBT運動

セクシャルの種類

LGBTは、L(レズビアン)G(ゲイ)、B(バイセクシャル)、T(トランスジェンダー)を指し、性的マイノリティの総称です。最近ではLGBTQとしての認知も増え、新たな性であるQは、「クエスチョニング」の意味です。

L(レズビアン)

女性を好きになる女性を指し、「ビアン」「レズ」といった呼び方もあります。性自認が女性で、恋愛対象や性的指向が女性であることが特徴です。レズビアンの形はさまざまで、ボイ&フェムやネコ&タチがある。

【フェム&ボイ】

レズビアンカップルで男役、女役のかたちができるタイプ。見た目が女性らしい方が女役、男性的もしくは中性的な外見の方が男性役に似たポジションを取る事が多いですが、カップルによりけりです。

【ネコ&タチ】

おそらく日本国内特有の表現で、レズビアンカップルでの恋愛上やセックス上のポジションを指します。ネコとはいわゆる「受け」の方、「タチ」が能動的かつ、セックスでは攻める側です。

G(ゲイ)

男性を好きになる男性。自身を男性と自認し、恋愛や性の対象が男性である人を指します。男性の1〜4%で、クラスに1人居るか居ないかの割合です。

B(バイセクシャンル)

「両性愛」ともいい、男性、女性両方が恋愛対象である人。

  • 男性・女性のどちらにも恋愛感情を抱いたことがある
  • 以前好きだった人と異なる性別の人にも魅力を感じる
  • 性別問わずというよりも、相手に対して男性(女性)的な魅力を感じる

1つでも該当すればバイセクシャルの可能性があります。

T(トランスジェンダー)

生まれつきの体の性と性自認が一致しない人。分かりやすく言えば、心は女(男)なのに体は男(女)という不一致です。トランスジェンダーにはトランスセクシャル(TS)、トランスヴェスタイト(TV)が含まれ、次のような特徴があります。

【トランスセクシャル】

身体的性と性自認が一致せず、性転換手術やホルモン療法などを希望する人。または同手術や治療を受けた人を指します。LGBT診断でトランスジェンダーに該当する人は、トランスセクシャルと言われることを嫌がる場合があるので注意が必要です。

【トランスヴェスタイト】

別名「クロスドレッサー」とも呼ばれており、自認性と違う「異性の服装をする人」という意味で認識されています。男装家・女装家といえば分かりやすいでしょう。

医学的な観点では「自認性・身体的性は一致しているが、本来の性とは異なった服装をしたい人」。マツコ・デラックス、ミッツ・マングローブなどがその一例です。

【性同一性障害】

なお、性同一性障害とは医学用語。身体的性と自認性が一致せず外的手術による適合を希望する人のことで、トランスジェンダーに包括されます。

これまでは「性的違和」「性不適合」などと呼ばれて「障害」に分類されていましたが、一方でLGBT当時者からは「障害とは違うのではないか」と、疑問視される側面もありました。

しかし2018年6月にWHOが改定されて、性同一性障害は「精神疾患」の分類から外れることになりました。これまではLGBTの診断なしに適合手術が受けられないということもありましたが、今後は診断なしの性別変更への規制も少しずつ緩和されていくことでしょう。

Q(クエスチョニング)

またの名称を「クィア」といい、「自分の性がどちらなのか分からない」または「意図的に定めていない」というセクシャルマイノリティです。混同されやすいのですが「男女のどちらでもない」「男か女なのかで揺れている」という「Xジェンダー」とは区別されます。

診断基準と治療は?

症状によっては治療を必要とされている性同一性障害。診断基準はDSM-Ⅳ-TR(精神障害の診断と統計マニュアル)に記載されており、治療は主に精神科で行います。

無料でLGBT診断!専用サイト&メーカー6選

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1:anone(アノネ)

anone(アノネ)

医学的、科学的に基づくものではありませんが、自分自身を知るためには充分。心や性、恋愛指向や表現など、ざまざまな観点から分析できる機能が充実しています。LGBTを無理にカミングアウトする必要はないし、友達やパートナー、チームでの利用にも便利です。

 さらに、いくつかの質問に答えると2,000通りのセクシャルの種類から、最も近いセクシャルの診断結果をあぶり出せます。

anone(アノネ)詳細

2:JobRainbow(セクシュアリティ診断)

JobRainbow(セクシュアリティ診断)

JobRainbow(ジョブレインボウ)は、利用者17万人。わずか10分で、LGBTの診断ができます。「LGBTの該当者もそうでない人も、自分の潜在的な性を知ろう」というコンセプトで、気軽に試しやすいLGBTQ診断サイトです。

JobRainbow(ジョブレインボウ)詳細

3:Tokyo LGBT相談専門電話相談

公的機関の電話窓口。LGBT診断だけでなく、不安や悩みの相談も可能。経験豊富な専門員が対応してくれるので、普段は人に言いにくいことも気軽に打ち明けられる場所です。

Tokyo LGBT相談専門電話相談の詳細

4:PROUD LIFE

PROUD LIFE

LGBTの診断や相談がしたくても「コミュニケーションや話すこと自体が苦手」「仕事や生活リズムの関係で電話が難しい」という人は、こちらでLINE相談するのもおすすめ。フェイスブックやTwitterにコミュニティもあり、自分のペースで参加するもよし。仲間を探して、気持ちを分かち合うもよしです。

PROUD LIFE詳細

5:IDRlabs.com

IDRlabs.com

エンタメ要素の強い、海外のLGBT診断サイトです。英語だらけで苦手意識が出てしまうかも知れませんが、診断は日本語で受けられます。裏表の度合いやパーソナルな部分にアプローチする診断テストがあったりと、さまざまな側面から自己を知りたい人におすすめ。

IDRlabs.com詳細

6:AREALME

AREALME

サイトの意味は「A Real Me(本当の私)」。ハイクオリティなLGBT診断機能が揃ったサイトです。コミュニケーション能力診断や心理テストなど、とにかくエンタメ要素抜群。雑学や知識、恋愛などカテゴリー別に楽しめるコンテンツも多く、ゲーム感覚で楽しみながら利用できます。

AREALME詳細

自分の性を認め、自分らしく生きる

日本におけるLGBTの割合はおよそ10%。最近はTikTokやYouTubeなどのSNSでカミングアウトしている人も多く、認知も高まりつつあります。

同時に情報化も進んで、LGBTへの理解も高まるにつれ、潜在的なLGBT診断該当者も自身の性を自覚しやすくなったのではないでしょうか。自分の持つ「本来の性」を知るためにも、診断メーカーや専用サイトは積極的に利用する価値があります。

他の人と同じじゃなくても、あなたはあなた。ぜひ自分を前向きに受け入れて、自分らしく堂々と生きて下さいね。

当事者の心をリアルに理解!LGBTがテーマの漫画おすすめ作品8選

木陰で読書

LGBTを勉強したいけど、ネットや本は真面目で固い内容ばかりでとっつきにくいですよね。そんなあなたには、LGBTをテーマに描かれた漫画がおすすめ。この記事では、セクシャルマイノリティの気持ちや社会的経験がリアルに理解できる漫画を紹介しています。ぜひ参考に、興味の湧いた一冊を手にとってみてくださいね。

リアルに分かる!LGBTが題材の漫画おすすめ8選

バスタブの女性

1:オッパイをとったカレシ。(デザートKC)

オッパイをとったカレシ。

出典:オッパイをとったカレシ。(デザートKC)

性同一性障害と、適合手術がテーマ。主人公のハルカは女の子として生まれたけど、サッカーなどの外遊びや学ラン、男の子のおもちゃが好き。「俺のちんちんは、いつ生えてくるんだろう?」。そんな疑問を抱く学童期。

幼馴染のヨッシーは逆で、男の子として生まれた女の子。体の成長が顕著になる思春期を超え、ヨッシーは言います。「いつかお金を貯めて、女の子になる手術を受けたい」と。

オナベのホストクラブや辛い恋愛、海外での性適合手術……。「男になりたい」というハルカのひたむきな姿は、エネルギッシュで目が離せません。

2:彩純ちゃんはレズ風俗に興味があります!(1)【カラーイラスト特典付】(百合姫コミックス)

彩純ちゃんはレズ風俗に興味があります!

出典:彩純ちゃんはレズ風俗に興味があります!(1)【カラーイラスト特典付】(百合姫コミックス)

タイトルの通り、エロ要素強め。20歳になりたての彩純(あすみ)は、かつてキスをして以来疎遠になってしまった幼馴染の麻衣(まい)を思っては「いつか再会できたら謝りたい」とずっと思っていました。そんなある日、彩純は麻衣がレズ風俗店で働いていると聞きます。ほんの下心を抱いたままその扉を開けてみたら……。

明るく前向きに女性同士の恋愛や性を楽しむ、人探し系エロコメディ。LGBTでいえばL(レズビアン)のジャンルです。

3:無敵なぼくら (講談社X文庫―ホワイトハート) 

無敵なぼくら

出典:無敵なぼくら (講談社X文庫―ホワイトハート)

文字がメインですが、ところどころ挿絵があり漫画感覚で読みやすいです。BLモノでHシーン(というより一方的にやられるシーンあり)。

古い作品ですが「無敵シリーズ」としてアラフォー世代の女性に人気です。主人公・渉(わたる)の天真爛漫ぶりもさることながら、攻める側・露木のドSっぷりとふいに弱みを見せるギャップに鼻血が出るほどキュンとします。

サブキャラの緒方さんの隠れファンも多く、腐女子にはたまらない内容です。LGBTではG(ゲイ)にあたるジャンルですが、なぜか夢中になれる作品。

4:『ぼくたちLGBT』

ぼくたちLGBT 1

出典:ぼくたちLGBT 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) [電子書籍版]

とにかく、作者のカミングアウトの潔さ!LGBTを取り扱う漫画の入門書としておすすめの、真面目な漫画です。主に作画担当のトミムラコタ先生(バツイチ子持ちのバイセクシャル)の体験記となっており、レズビアン専用の出会い系サイトでの出来事や男装ホストクラブ、女装バーでの体験など、普段は知り得ないLGBTの世界がギュッと詰まった一冊。

淡いタッチで描かれたイラストが可愛いし、どのようなセクシャルの人が読んでも不快にならない内容となっています。

5:BISEXUAL(デザート)[電子書籍版]

BISEXUAL

出典:BISEXUAL(デザート)[電子書籍版]

タイトルの通り、バイセクシャルの要素もあり。LGBTをテーマにする漫画はBLモノが多く需要も高いので、読む価値は大きいです。本作品もメインはBLですが、イケメン男子3人の三角関係をキュンキュンしながら楽しめる作品です。

何より素晴らしいのは、LGBTを明るくオープンに描いていること。主人公の吉馬は男も女もウェルカムなバイセクシャルで、ノンケの七里をロックオンする可愛さが腐女子の心を掴んで離しません。

6:夫は実は女性でした

夫は実は女性でした

出典:夫は実は女性でした

主人公はある日、夫に告げられます。「私、本当は女性なんです」。夫のカミングアウトによって新たに見えてくる、トランスジェンダーの世界。

LGBTがテーマのエッセイ漫画ですが、堅苦しさなどがなく、可愛いイラストと4コマ形式で読みやすい仕上がりです。ストーリーが間延びするのが苦手な人におすすめですね。重いテーマをゆるく表現し、分かりやすいと大反響。

そして作者自身も発達障害を抱えており、空気の読めなさや考え方の突拍子のなさが作品にあらわれている点にも注目です。LGBTにも発達障害にも該当しない人にとっては、ある意味かカルチャーショックかも知れません。


7:IS(1) (Kissコミックス) Kindle版

IS

出典:IS(1) (Kissコミックス) Kindle版

全17巻。新しい枠のLGBTモノ漫画ということで話題となり、ドラマ化もされました。確率としては2000人に1人と言われている「IS(インターセクシャル)」は、男でも女でもないという性。主に主人公らの社会生活や恋愛模様が描かれていますが、偏見や葛藤などがリアルで深いです。

そして、LGBT診断ではあまり知られていないカテゴリーのものであるだけに、我々が「知っておくべき内容」も多い印象です。例えば、無知ゆえにISの人へ悪気なく発した言葉で傷つけたり、家族や友人、恋人の受け止め方。

決してファンタジーやドラマじみたものではないところに「重いのに読みやすく、理解しやすい」と高評価を受けています。

8:彼女の恋が叶えばいいのに

彼女の恋が叶えばいいのに

出典:彼女の恋が叶えばいいのに(1)

LGBT漫画のジャンルでは「レズビアン」に分類される作品全3巻。同性である非LGBTの女子・ミサキに恋心を抱いてしまう主人公・七瀬ヨウ。「私の恋は叶わない」と分かっていながら、葛藤するヨウの姿が切なく痛く刺さります。

彼女の恋を応援したいけど、思いを打ち明けられないまま葛藤する模様が非常にリアルに迫ってきます。生徒会長男子との思いが切なく交錯し、読み手の心を離しません。

同性愛者系にも関わらず、人物の感情の動きや描写をここまで美しく描かれた作品は珍しいかも知れません。

LGBTを含む作品はジャンルもさまざま。まずは関心を持つことから

「BLモノで萌えたい」「男でも女でもない?どんな感覚なんだろう?」非LGBTにとっては、想像上や未知の世界かも知れません。面白おかしいエロ系から、体験談をコミック化した真面目なものまで、LGBT漫画のジャンルはさまざまです。

手に取る動機はどうであれ、「知ろう」とする気持ちが彼ら・彼女らにとってより生きやすい社会を作るための第一歩なのではないでしょうか?ぜひこの機に、気になる一冊に触れてみて下さいね。