ベッドで見つめ合うカップル

日頃の人間関係の中で「恋人に不満を言えずに我慢してしまう」「周りの人に気を遣いすぎて疲れてしまう」という女性は多いのではないでしょうか。

心理学にはHSPという性質があり、「生まれつき感受性が強く、敏感な気質を持った人」として、統計では5人に1人がHSPの傾向を持っているといわれています。

この記事では、HSPの傾向を持つ女性にとって相性の良い男性の特徴と、恋愛が長続きするコツを紹介しますので、ぜひご覧ください。

HSPとは?

繊細な女性

HSPとは「Highly Sensitive Person」の略で、生まれつき非常に感受性が強く、敏感な気質をもった人のことです。統計では人口の約20%がHSPにあてはまるといわれており、人目を気にしがちな日本人や気配りを求められがちな女性にも多い傾向があります。まずは、HSP気質の人の特徴を紹介します。

刺激に敏感

HSPの気質を持った人は、騒音・強い光・人混み・周囲の態度などの外部の刺激に敏感に反応し、ストレスを受けやすい特徴があります。

HSPの気質を持っていない人よりも刺激に影響を受けやすいため、「他の人より疲れやすい」と感じることもあるかもしれません。十分な休息をとったり、苦手な環境から極力離れたりするなどの工夫を行うと徐々にストレスが緩和されます。

共感力が高い

HSPの気質を持った人は、想像力に長けており、人から聞いた話やニュースで見聞きした内容も自分の身に起こった出来事のように感じてしまうことがあります。

また、相手がどう思っているかを想像しやすく、会話の中で「あんなこと言わなければよかった」と悔やんだり、自分のミスに深く落ち込んだりなど、日常のささいな出来事に対しても気にしすぎや考えすぎになりやすいようです。

自分よりも相手を優先しがち

HSPの気質を持った人は、無意識に自分よりも相手の希望を優先しがちで、自分の意見や気持ちを我慢しやすいタイプの人が多くいます。

知らず知らずのうちに周囲に気を遣いすぎて自分の心が疲れたり、自分のペースを乱されることでストレスをため込んでしまうことがあるでしょう。

HSP女性と相性の良い人の特徴

ハグをするカップル

彼の前ではつい我慢をして不満をため込んでしまうという人も、相性の良い相手とであれば、自分の素を出しながら心地良い関係を築ける可能性は十分にあります。続いて、HSPの性質を持った女性と相性の良い男性の特徴を紹介します。

話しているとポジティブになれる男性

HSPの特徴である、周囲の人間関係に刺激を受けやすい傾向を利用して、ポジティブな相手から良い影響をもらう方法があります。

一人で抱え込んでいた悩みも、ポジティブな人に話してみると「まあ、いっか」と思えるようになり、ふさぎ込んでいた気持ちが少しラクになれるかもしれませんね。

意見を押し付けない男性

普段から自分の意見を抑えがちな人は、上から目線や一方的な主張をしてくる相手に違和感を感じても我慢してしまい、不満を伝えられないことがあります。

そのため、自分の意見を押し付けるタイプの男性ではなく、あなたの意見や気持ちにも耳を傾けてくれる男性とは相性が良いでしょう。

共感力や協調性に長けている男性

HSPの気質を持った人は、不安やつらい気持ちを受け止めてくれる人に安心する傾向があります。

あなたの気持ちを否定をする人ではなく、「そうなんだね」「つらかったね」と受け止めてくれる人になら「この人になら話してもいいかな」と心を開けるようになるでしょう。

愛情表現が豊かな男性

自分に自信を持てない女性の場合は、彼氏のちょっとした行動から「冷めたのでは」「嫌われたのでは」と不安に感じてしまうことがあります。

一方で、日頃からあなたのことを助けてくれたり、スキンシップや言葉などで思いっきり愛情表現をしてくれたりする男性であれば、「愛されている」と安心できるでしょう。

感情の起伏が少なく穏やかな男性

HSPの傾向がある人は相手の感情にも敏感で、相手のネガティブな態度を深読みしすぎて気を遣い、疲れてしまうことがあります。

そのため、穏やかな性格の男性や、何を考えているのかがわかりやすいタイプの男性であれば、あなた自身も必要以上に気を遣いすぎることなくリラックスして過ごせるでしょう。

この人のことを理解したいと思える男性

相手の人柄や相性を総合して、あなた自身が「この人と理解し合いたい」と思える男性は相性が良いといえます。

付き合いの中で見えてくる彼の違いも、我慢ではなく「こういう考え方もあるのね」と自然に受け入れられるかがポイントになります。

自分の素を出せると感じられる男性

自分の考えや気持ちを相手に伝えることが苦手な人は、「この人になら自分の気持ちを話せる」と安心できる男性なら、気疲れせず長く付き合えるパートナーになりやすいでしょう。

あなたが心を許している友達などの特徴も参考にしながら、相性の良い人に近いタイプの男性に注目してみる方法もあります。

HSP女性の恋愛が長続きするコツ

ソファでくつろぐカップル

ここでは、HSP傾向のある女性がパートナーと長くお付き合いするためのコツを紹介します。将来同棲や結婚を考えているものの「他人と住むのは不安」と感じている人も参考にしてみてくださいね。

苦手な刺激を伝えておく

大きな音や強い光、人混みなど、あなたの苦手な刺激を相手に伝えておけるとよいでしょう。

デートや生活の中で、苦手な刺激を防げるようにできる限り配慮してもらえれば、周辺環境によるストレスが減らせるはずです。

お互いの譲れないポイントを共有する

これからも一緒にいたいと考えている彼とは、お互いの「これだけは譲れない」という価値観や習慣などを確認し合うとよいでしょう。

お互いの譲れないポイントを理解することで、あなた自身の我慢しすぎや彼への気の遣いすぎで疲れるのを防げます。

一人の時間を作る

どんなに相性の良いパートナーでも、四六時中一緒に過ごすのは疲れるものです。

定期的に一人でリラックスする時間を持ったり、仲の良い友達に会ったりするなど、彼以外と過ごす時間も作るとリフレッシュしながら生活できるでしょう。

HSP女性は安心できる男性との相性が抜群

日差しの中で微笑む女性

HSPの気質を持っている人は、生まれつき刺激に敏感で、周囲に気を遣いすぎて疲れてしまう傾向があります。

「男性と付き合っても不満をため込んで爆発してしまう」「他人と一緒に住むなんて考えられない」という人も、あなたを一人の人間として尊重してくれる男性となら、少しずつ心を許しながら長く付き合える関係になれる可能性が高いでしょう。

パートナーを探している人は、あなた自身が安心して付き合える相手に注目してみるのがおすすめです。