座り込む女性を振り返る男性

今回は、家庭内暴力であるDV(ドミスティックバイオレンス)の一種である、精神的に追い詰められる、心への暴力、モラハラ(モラルハラスメント)に着目しました。こちらの問題は妻側が「暴力を振るわれているわけではないから…」と、夫からのモラハラ被害にあっているにもかかわらず、自覚をしていないという特徴があります。本記事は、そんな女性がモラハラ被害に気づき、窮屈な暮らしから少しでも解放されるように願いを込め「モラハラの実態」をご紹介していきます。

モラハラ夫の10の特徴

強い表情でうつむく女性の後ろから訴える男性

モラハラ夫(1)妻の行動に制限をかける

モラハラ夫は「嫉妬深い」という特徴があります。その為、妻の行動に制限をかけ、束縛をしがちです。また、行動を監視したいという、支配欲もあるため、自分はokでも、妻の飲み会などはNGであったり、女性の友達と遊ぶにも、事細かく詳細を聞き、門限などを要求する事があるでしょう。酷いモラハラ夫の場合は、働く事さえ制限することもあります。

モラハラ夫(2)「こんなことも知らないのか?」妻を見下す発言

妻が少し間違った事を発すれば「こんなことも知らないのか?」「だからおまえはダメなんだ」などと、モラハラ夫は、そもそも妻を見下している為、わざわざ妻をバカ扱いをし、妻の自己肯定感を下げるような発言を悪気もなく、常日頃から発します。

モラハラ夫(3)自分の意見に従わないと不機嫌になる

モラハラ夫とは、要するに究極のわがままな旦那さんです。幼い子供が、おもちゃで思うように遊べなかった時と同じように、自分の思い通りにならないと「怒り」の感情が爆発します。流石に大人なので、泣きわめいたりすることはありませんが、妻が自分の意見に従わない場合は、「不機嫌」という形で、怒りを表し、時には無視するといったように、最低な行動で、自分の思い通りにさせようとします。

モラハラ夫(4)妻より上との自負があり、説教(指導)の姿勢

モラハラをする男性は、高学歴やこれまで優等生であったタイプが多いです。他者より自分が優れていると思いがちで、更に、己(おのれ)基準で、自分より下(学歴・職業など)の女性を選ぶ傾向にあるため、妻より、自分の方が優っているという自負があります。そのため、自分が指導をする立場であると認識し、ことあるごとに、指導や命令といった形で、妻を説教します。

モラハラ夫(5)常に自分が正しい

モラハラ夫は、妻より、自分が上であると錯覚をしているために、それは、常に自分の意見が正しいとの思考にもあらわれます。「俺を怒らせるのは、こんなこともできない妻が悪い」「正しい事を言ってるのになぜ理解ができない」などと、何に対しても、妻が悪いから…と、自分を正当化します。

モラハラ夫(6)性の強要

妻を所有物と勘違いしているモラハラ夫。例え、夫婦間であっても、セックスをする際は、お互いの承諾が必要です。それにも関わらず、妻の意見などは聞きません。拒否をした場合は、不機嫌になったり、怒ったりと、心理的圧力をかけ、従わせたりします。それには罪悪感もなければ、そうやって従わせていることにすら、気づいていません。

モラハラ(7)経済力を盾に無理な要求をする

昭和の時代でよく言われていた「誰のおかげで飯を食っているんだ!?」と、このような事を世間の流れとなど一切関係なく、心からそう思っているモラハラ夫。令和になり、そんな男は「俺と同等の稼ぎになってから意見を言って」などと、経済的に不利な立場にいる妻に平気で浴びせ、自分の要求を通します。

モラハラ夫(8)体調を崩していも家事を強要する

妻を所有物かお手伝いさんなのかと勘違いをしているため、妻が体調不良な時も、家事を普段通りの要求をしてきます。たとえ、要求しないとしても、風邪などはウィルスが原因にも関わらず、「体調管理がなってない」など、無理な意見をぶつけ、体調を気遣うどころか、妻が無理をして、動かざる負えない心理状況を作り出します。

モラハラ夫(9) 外面だけはいい

会社や地域の人から見たら、とてもいい人という印象をもたれる事の多い、モラハラ夫。それは、世間体を気にするがゆえの行動で、他人にはとてもいい顔する一面を持っています。そのストレスの反動で、家族(特に妻)に対しては、とても冷酷な態度をとってしまうようなタイプも多いようです。

モラハラ夫(10)生活費を渡したがらないor渡さない

最初に伝えたように、モラハラ夫は基本的に、究極のわがまま人間です。自分が可愛くて仕方がないので、自分の欲しいものは買うが、自分が稼いだお金は自分の物との感覚があるため、自分の取り分が多く、家庭に入れるお金を十分に渡さないといった傾向になりがちです。

モラハラ夫である可能性が高い、妻の心理状況

うつむき加減で複雑な表情を浮かべる女性

夫の顔色を伺ってしまう

モラハラ夫は気持ちの起伏が激しいため、一緒にいる妻側は「怒らせたくない」との心理状態になり、自然と、夫の顔色を伺ってしまいます。自身がモラハラを受けているとの自覚がなくとも「これすると旦那が怒るな」と、常に夫の気持ちが脳裏に浮かぶ女性は、日常的にモラハラを受けている可能性が高いと言えます。

夫の帰宅時間が怖い

女性がモラハラを受けている時に起こりやすい心理状況が、旦那の帰宅時間が近づくと「そわそわする」「焦ってしまう」など、恐怖心です。モラハラ夫は、帰宅後すぐ、その日の嫌なでき事を晴らすかのように、家事の粗を見つけ、指摘をし、説教をしたりするので、それが繰り返されることにより、「旦那が帰ってくる」事が怖くなってしまっているのです。

夫との共有時間が苦痛

かつて、あんなに好きだった相手。しかし、モラハラによって、日々の精神的苦痛のため、一緒にいる時間が苦痛で仕方がなくなるのも当たり前です。もう、この段階にあると、精神的に追いつめられているので、第3者に相談するなど、自らの心の逃げ場をつくってあげる必要があります。

夫の意見が正しく「自分が悪い」と思う

ずっと、モラハラされ続けていると、元々自己肯定感が低い妻が「自分がこんなことをするから悪いんだ」「私がバカだからうまくいかない」と、より、自分を蔑(さげす)んでしまう状況に陥ります。こうなると、れっきとした洗脳状態にあると言え、確実にモラハラ被害を日々受け続けていると断定してもいいでしょう。

モラハラ夫の対処法

見開き日記タイプのリスト表とペン

夫の言動に過剰反応はしない

モラハラ夫の行動、言動にあまり反応せず、淡々と聞き流しできるなら、それが適当なのかもしれません。モラハラする男性は、自分より弱い相手の反応で「この相手にはこれが通用する」と認識すると、行動がエスカレートしていく事も多く、もし、自分に落ち度があったとしても、過剰に謝まったりせず、淡々と受け流す事が必要です。

日記や発言を録音しておく

モラハラ被害は目に見えない事が多く、また、妻側も被害にあっているかどうか、判断がつかない場合があります。モラハラの判断のためにも役立つのが「記録に残す」ことです。毎日の日記や、現在では、スマホという簡単に録画ができるツールがあるので、そういったものを活用し、「もしやこれはモラハラでは?」と思う発言や出来事は、記録に残す事が必要です。

第三者 共通の知り合いに相談 

モラハラをする夫には、妻がいくら直接訴えかけても、こちらの意図は伝わらず、逆に論破される事もあるでしょう。しかし、世間体を気にするモラハラ夫は、第3者の意見には聞く耳をもつ可能性があります。特に自分より上の立場とみなした相手には従順なところがあり、旦那の上司や親友・あなたの目上の親族など、第三者に入ってもらうことによって、少しは、行動を改めるといったことがあるようです。


離婚も視野に

既に心理的に追い詰められ、限界を迎えるようであれば、直ちに、弁護士に相談し「離婚」に向けて動き出してもいいでしょう。その場合は、先ほどご紹介した、日記や録音で記録に残したモラハラの数々が証拠となり、慰謝料など、離婚の際に女性が有利な形に進める事ができる為、用意をしておきたい所です。

参照元:法律相談ナビ

精神が病む前にモラハラ夫から逃げる勇気も必要

モラハラをする男性は残念ながら、根本的な性格に問題があり、改善が見込めない事もあります。そして、そのモラハラに耐えようとする女性は、色々な面でも我慢強い性格が多く「自分させ我慢すればいい」と耐えてしまっている事も…モラハラを受けていたとしても、モラハラ夫に言い返せいたり、夫の言動にそれほど、気にとめる事もなく、対処ができればいいのですが、精神的に追い詰められ、正しい判断ができない状況に陥る前に、自身を解放してあげる(離婚や別居に踏み切る)勇気も必要だと思われます。