既婚者の恋愛と言えば、不倫を連想することが多いと思いますが、不倫は「性交渉」がある関係性を指すため、不倫だけが全て既婚者の恋に当てはまる訳ではありません。今回は、そんな既婚者の恋愛についての現状やプラトニックな恋、最近うわさの「既婚者合コン」などを探っていきます。
既婚女性の恋愛事情
夫以外の人を好きになったことは?
夫以外の誰かを恋愛の対象として「好き」になった経験の答え
真剣に好きになった事がある 8.4%
軽い憧れを抱いたことがある 35.3%
ない56.3%
他者を「本気で好きになった経験」がある人は、既婚女性全体の1割に満たしませんが、「軽い憧れを抱いたことがある」を含めると、パートナーと別の人への「好意を抱いた経験がある人」は、全体の4割強に登ることがわかります。
参照元:レタスクラブ
その相手との出会いは?
- 職場関係
- 同窓会などで、昔好きだった人との
- 再会・再熱
- SNSを通じての出会い
- 飲み屋
- PTAや保護者の関わり
6.は、既婚者ならではの出会いの場面。「隣の芝は青い」=他人の家庭がよくみえ、憧れを頂いたり、越えてはならない線を踏み込んでしまうなんてことも…それ以外は独身、既婚問わずの出会い「あるある」シーンですね。
不倫(不貞行為)までに発展した割合
既婚女性を対象に実施された不倫実態アンケート
不倫した経験は?
ある 11.8%
ない 88.2%
こちらの結果である、既婚女性全体のうち、不倫経験者が約1割と、先にご紹介した「パートナー以外に本気で恋をした事がある?」の答えも、1割弱ということで、二つの答えは、答えた側がリンクしているようです。女性がリスクを犯してまで、不倫に走るのには、それ相応の「本気で相手に恋をしている」との意味が含まれている結果のように感じます。
パートナー以外に恋をしてしまう理由
ストレス・不満の吐口
結婚は、元は赤の他人同士の2人が生活をするのですから、お互いに大なり小なり、不平不満がでる事は当たり前です。ただ、その歪み(ひづみ)が深ければ深いほど、解消できず、ストレスを溜め込んでいってしまいます。このような不満が溜まると、特に女性の場合は、それを誰かに話したい、相談したい、との心理が働きます。そんな時に、親身に相談を聞いてくれる異性がいたらどうでしょう?居心地の良さを感じると共に、その人に惹かれてしまうこともあるのではないでしょうか。こんな風にパートナーから心が離れてしまったりすることもよくある話です。
魅力的な人との出会い
単純に「魅力的な人との出会ったから」という意見も多いです。人の出会いは普遍的な物で、独身の間に、その人の人生で最高に魅力的な人に出会えるかどうかなんてわかりません。人生を100歳までとした時に、ほとんどの人が、その3割も満たない間に結婚するので、既婚後に素敵な人に出会ってしまう事だって、確率からいっても有り得るし、むしろその方が高いのかもしれません。
セックスレス
本能のセーブでもある「セックスレス」も他者への気持ちへ移る大きな要因です。最初に紹介した、「ストレス・不満の吐口」の詳細の部分で、本サイトでも度々ご紹介している、性の不満、心の寂しさが爆発する「セックスレス」は、他の人へ拠りどころを求めてしまい、別の人へ気持ちが移ってしまうこともあるようです。
関連記事:セックスレスは不倫の原因になる?その理由と対策を紹介
法的にセーフな既婚者の恋愛
片思い
既婚者であっても、自然と生まれる恋心を誰にもとめることはできません。そもそも、一方的に他人に好意を寄せる事を罰する法律はないのですし、心の中で、別の人を好きになるのは自由です。
両思いでもプラトニックな関係
婚姻関係があるものがNGとされているのは、あくまで”他者との「不貞行為」”です。逆をいえば、それぞれに配偶者がいたとしても、プラトニックな恋なら、特に縛り付けられる法律はなく、許されるということです。
法律的にはオッケーでも…
不貞行為がなければ、離婚事由にはならないですが「体の浮気」より、かえって、「心の浮気」のほうが、パートナーを深く傷つける場合もあります。なので、パートナー以外の他者を好きになってしまうのは仕方がないとはいえ、既婚者が別の人に恋をすることは、決して、手放しにおすすめする事ではありません。
ちまたで噂の既婚者合コン
これからご紹介する、「既婚者合コン」。このようなサービスが生まれ、ちまたで広まっていることは、結局のところ「既婚者だって恋をしたい!」と思うニーズが沢山あるとの現れだと思います。
既婚者合コンとは
「既婚者合コン」とは、言葉のそのままの意味で、参加者がみんな既婚者同士の合同コンパです。不倫関係への発展は目的ではなく、あくまで、「友達以上不倫未満(不貞行為なし)」の出会いを助長するものだそうです。
どんな人が参加するの?参加の仕方は?
さまざまな年齢層が参加するようですが、コア世代は、40代以上のミドル層が多く、結婚生活のマンネリ化、子育てがひと段落した世代の利用がよくみられるようです。また、「既婚者合コン」は、全国各地で開催されています。
参加の方法は、既婚者合コンマッチングサイトを利用するのが便利のようです。自分が希望する、地域、、日時、集まる年齢層、規模などでイベントを絞り込む事ができ、条件に見合ったコンパを見つけて、参加するといった具合です。大抵のイベントは女性の参加料金がリーズナブルに設定されています。
参考サイト:e-venz
既婚者合コンのその後
既婚者合コンの開催基本は、「不倫未満の出会い」といったところですが…実際にその後の参加者の行動を誰もが監視できるものではありませんし、正直なところ、倫理的な観点次第なところはあります。元から、不貞行為を目的をした人が混じっていても、おかしくはないので、もしも参加をしたいと興味を持ったのなら、その点は注意すべきです。
既婚者でもパートナー以外との恋愛は致し方ない!?
不倫は、バレた時のデメリットも大きく、慰謝料、社会的制裁、離婚など、頭で分かっていても、突き進んでしまうといった人もいるでしょう。実際に、好きになる好意、そのもの自体は誰にも止められるものじゃありません。しかし、それを開き直るのではなく、既婚者である限り、「他の人を好きになること」は、パートナーを傷つける事は間違いはので、「体の関係」は言語道断としても、プラトニックな恋愛は致し方ないとしても、できれば、一生の愛を誓った相手。パートナー一筋で生きていけたらいいですね。